社労士が答える労務管理の質問集~労務トラブル編
近年労使間のトラブルが良くニュースなどで扱われるようになりました。ここでは、そうした労務トラブルに関する質問を見ていきます。
労使トラブルを防ぐ方法はありますか?
なにより労働条件について、経営者側と労働者側にズレを無くすことが大切です。労働トラブルというのは、こうしたズレから発生することがほとんどです。「雇い入れの時にはこういう話だったのに、働いてみると話が違った」などということがトラブルのもととなります。このため、あらかじめ労働契約書を作成し、労使間で確認しておくことはもちろん、適切な就業規則も必要となってきます。
従業員が少ないので、就業規則を作っていませんが、懲戒解雇を行いたいと思っています。
給与をもらって働く労働者にとって、解雇というのはとても大きな影響を与えるものです。このため、解雇は容易にはできないこととなっています。 まして懲戒解雇は就業規則に規定がない以上難しいといわざるを得ません。10人未満の従業員の事業所であっても就業規則を作ることは重要でしょう。